土地 と ひとをつなぎ、めぐみをわかちあう <ふかぬまについて> 宮城県仙台市深沼地区、この場所は豊かな海と浜があり、南北に貞山運河が流れ、松林と豊かな水田に囲まれた集落が広がる土地でした。ここに暮らす人達は海や河、林や土の手入れをし、自然から恵みや楽しみやを享受しながら日々を暮らしてきました。その豊かな里海としての風景は、自然と人が寄り添い、関わりあいながら紡がれてきました。 2011年3月11日、地震と津波によってその風景が一瞬のうちに失われてしまいました。自然と人の暮らしのつながり(連環)も失われてしまいました。 <ふかぬまだよりについて> 私達ー荒浜のめぐみキッチンーはこの何も無くなってしまったかのように見える土地の中から、小さな「めぐみ」をみつけることから始めたいと思っています。小さな「めぐみ」をこの場所で育て、多くの人と分かち合いたいと考えています。私達がその「めぐみ」を楽しみ味わうことが里海の風景の再生につながり、土地とひとのつながりをつくり、ひととひとのつながりをつくり、ひいては新たな「めぐみ」を生み出していくための活動をはじめたいと考えています。 この場所で種を蒔くことからはじめ、「めぐみ」を育みあなたに届ける。 初年度は貞山運河にもほど近い深沼の土地で種から藍を育てたいと考えています。藍は染料として、古くから親しまれてきました。1年の終わりには海や空の色にも似た藍色で…染めて干した色、 サービス 小さな種から、深沼の土地で「めぐみ」をあなたと一緒に育てます。 各回、仙台市東部地域の食材をつかった食事をみんなで調理していただきます できあがった「めぐみ」をみんなで分け合います。 めぐみキッチンがご支援を頂いた方にかわって日々の管理をします。 「めぐみ」をみなで分かち合うまでの1年間、この場所で生み出される土地と人、人と人の物語を、毎月「便り」にして届けます。